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エメ・モロー『善きサマリア人』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年03月25日(火)21時08分 | 編集 |
2014年3月25日(火) 


目次
1. 人助けの範囲
2. 原題


今回取り上げる作品はエメ・モロー作『善きサマリア人』です。

エメ・モロー『善きサマリア人』461


1. 人助けの範囲


応急処置が済んだ後、サマリア人はユダヤ人を家畜の背に乗せて宿屋へ向かいます。
瀕死の状態にあった男性をそのまま置き去りにしたのでは介抱した意味が損なわれると考えたわけです。

エメ・モロー(1850-1913)の作品でも、全裸の男性はまだほとんど意識がないような状態で描かれていますね。

常日頃ユダヤ人から迫害を受けているサマリア人としては、そのまま見過ごすという選択肢もあったはずです。
実際に同胞であるユダヤ人の祭司たちは、この男性が倒れている姿を一瞥しただけで通過しています。

本来であれば社会的地位の高い祭司たちがこのような救助活動をするべきなのですが、彼らにはその気はなかったようですね。

ユダヤ人の律法学者がイエスに対して永遠の生命のためには何をするべきかを問うた時に、この「善きサマリア人のたとえ」を話しました。

次回へ続きます。


2. 原題


エメ・モロー(Aimé Morot)が制作した『善きサマリア人』はフランス語ではLe bon Samaritainと言います。

bonは形容詞で、ここでは善良な~という意味で使われています。
この作品はパリ市立プティ・パレ美術館(Petit Palais)で見ることが出来ます。




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