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レンブラント・ファン・レイン『善きサマリア人』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年04月01日(火)13時17分 | 編集 |
2014年4月1日(火) 


目次
1. 最後まで面倒をみるサマリア人
2. 原題


今回取り上げる作品は、レンブラント・ファン・レイン作『善きサマリア人』です。

レンブラント・ファン・レイン『善きサマリア人』425


1. 最後まで面倒をみるサマリア人


レンブラント・ファン・レイン(1606-1669)が描いているのは宿屋に到着した場面です。
重傷を負わされたユダヤ人は画面中央で宿の係員に抱きかかえられています。

サマリア人はその後方で宿屋の主人と話をしています。
向かって右側にいる白髪の男性が宿屋の主人です。

サマリア人は事の次第を説明し、主人に怪我人の世話を依頼しているのです。
しかも宿賃なども彼が前もって支払っています。

この譬え話によってイエスは、善行を行わない「権威ある者」は神の前で無価値であることを説きました。
イエスはユダヤ社会において立派であるとされている人物たちの本性を暴き徹底的に批判します。

現実問題として現代の私たちがこのサマリア人のように行動出来るかというと難しいですよね。

介抱→運搬→宿泊手配→支払い

これらを自分の予定を犠牲にしてまで行ったのが、このサマリア人です。

重傷者を目にしながら通り過ぎたユダヤの祭司を安全地帯にいる者が批判することは簡単です。
しかしサマリア人と同じことが出来るのかと問われると、極めて困難と言わざるを得ません。


2. 原題


レンブラント・ファン・レイン(Rembrandt van Rijn)が制作した『善きサマリア人』は英語ではThe Good Samaritanと言います。

この作品はロンドンにあるThe Wallace Collectionで見ることが出来ます。




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