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レンブラント・ファン・レイン『ラザロの蘇生』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年05月18日(日)13時12分 | 編集 |
2014年5月18日(日) 


目次
1. 起き上がるラザロ
2. 原題


今回取り上げる作品は、レンブラント・ファン・レイン作『ラザロの蘇生』です。

レンブラント・ファン・レイン『ラザロの蘇生』409


1. 起き上がるラザロ


レンブラント(1606-1669)はイエスが起こした奇跡の中でも最も非現実的な話を題材として描いています。
病気で亡くなったラザロという男性が死後数日経っているにも関わらず、イエスが声を掛けると生き返ったというのです。

ラザロとはエルサレム郊外の街ベタニアでマルタとマリアと一緒に暮らしていた男性です。
イエスはこの一家と親しくしていましたのでラザロとも面識がありました。

そのラザロが病に倒れ命を落とします。
ラザロが死んだという知らせを聞いたイエス一行は、ラザロの死から4日後にベタニアに到着します。

作品に棺が描かれていることから分かるように、ラザロは家族から手厚く葬られ墓の中に入っていました。
しかしイエスが墓の前で「ラザロよ、出てきなさい」と言った途端、奇跡が起きたのです。

墓の中から白布にくるまれたラザロが起き上がって来ました。
まだ目はうつろで苦しそうな表情をしてはいますが、棺に横たわっていた者が起き上がって来たわけです。

周囲にいた者たちも一様に驚きの表情を示しています。
食い入るように棺の中で起き上がったラザロを凝視しています。

向かって左に描かれている女性は姉のマルタです。

次回へ続きます。


2. 原題


レンブラント・ファン・レイン(Rembrandt van Rijn)が制作した『ラザロの蘇生』は英語ではThe raising of Lazarusと言います。

raise ZはZを起こすという意味ですので、直訳すれば「ラザロの起き上がり」ということになります。

この作品はカリフォルニア州にあるロサンゼルス郡美術館(Los Angeles County Museum of Art)で見ることが出来ます。




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