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ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ『最後の晩餐』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年05月28日(水)14時20分 | 編集 |
2014年5月28日(水) 


目次
1. 焼いた子羊
2. 原題


今回取り上げる作品はドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ作『最後の晩餐』です。

ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ『最後の晩餐』289


1. 焼いた子羊


ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ(1255頃-1318頃)が描く最後の晩餐はレオナルド・ダ・ヴィンチの作品と比べると人物の配置が異なります。

ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画としてレオナルドが描いた作品は、イエスを中心として弟子たちが横一列に並んで食事を取るという構図になっています。

ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ『最後の晩餐』2 259


このレオナルドが制作した壁画が「最後の晩餐」の定番作品のように世界中で受け取られているわけですが、実際に食事を取るのであればドゥッチョが描いているようにテーブルの反対側にも数名が座る形になると思われます。

ドゥッチョがテーブルの中央に描いている食材は焼いた子羊です。

この最後の晩餐はユダヤ民族の春の伝統行事である過ぎ越しの祝いの最中に行われています。
ユダヤ民族は過ぎ越しの祝いの時に生贄としての子羊及び種(酵母菌)なしのパンを食べる習慣があるのです。

ユダヤ教徒であったイエス以下弟子たちはユダヤの伝統に則って食事をしていたわけです。
明日の伝道活動も予定通り行われると考えていた弟子たちが大半だったはずです。

この食事の最中にイエスは次の言葉を発しました。

「あなた方の一人が私を売り渡すであろう。」

イエス逮捕の時がいよいよ迫って来ます。


2. 原題


ドゥッチョ・ディ・ブオニンセーニャ(Duccio di Buoninsegna)が制作した『最後の晩餐』はイタリア語ではL'Ultima cenaと言います。

ultimoは形容詞で最後の~という意味です。
夕食を意味するcenaが女性名詞ですのでultimaという女性形になっています。

この作品はシエナにある大聖堂の付属美術館(Il Museo dell'Opera del Duomo di Siena)で見ることが出来ます。




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