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アンソニー・ヴァン・ダイク『キリストの逮捕』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年06月01日(日)13時12分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2014年6月1日(日) 


目次
1. ゲッセマネでの逮捕
2. ルーベンスの弟子
3. 原題


今回取り上げる作品はアンソニー・ヴァン・ダイク作『キリストの逮捕』です。

ヴァン・ダイク『キリストの逮捕』462


1. ゲッセマネでの逮捕


アンソニー・ヴァン・ダイクがこの作品で描いているのはユダがイエスに近寄り接吻しようとしている場面です。
画面中央で黄土色の外套を着てイエスの右手の中指と薬指を握っている男がユダです。

イエスは弟子であるユダを哀れむような目で凝視しています。

画面に描かれたイエスの様子を見ると、師としての威厳は損なわれてはいませんが顔からは血の気が引いているようにも見受けられます。

イエスが逮捕された場所はゲッセマネの園です。
この逮捕劇がなされた時刻は松明(たいまつ)が掲げられているところを見ると真夜中から未明にかけてです。


2. ルーベンスの弟子


作者であるアンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)はアントウェルペン生まれの画家で、若い頃はルーベンス(1577-1640)の工房で弟子として働いていた時期もあります。

30歳代でイングランドへ渡りチャールズ1世(1600-1649)の宮廷画家となりました。

イングランドで清教徒革命が勃発するのは1641年のことです。
ヴァン・ダイクは仕えたチャールズ1世の公開処刑を見ずに亡くなっています。


3. 原題


アンソニー・ヴァン・ダイク(Anthony van Dyck)が制作した『キリストの逮捕』はスペイン語ではEl Prendimiento de Cristoと言います。

El Prendimientoが逮捕という意味です。
この作品はプラド美術館(Museo Nacional del Prado)に所蔵されています。




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