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ティントレット『カルヴァリオの丘へと登るイエス』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年06月16日(月)20時13分 | 編集 |
2014年6月16日(月) 


目次
1. 3つの十字架
2. 原題


今回取り上げる作品は、ティントレット作『カルヴァリオの丘へと登るイエス』です。

ティントレット『カルヴァリオの丘へと登るイエス』452


1. 3つの十字架


ティントレット(1518-1594)はイエスがエルサレムの城門を出た後、カルヴァリオの丘を登って行く姿を描いています。
カルヴァリオの丘とはゴルゴタの丘の異名です。

画面中央上部で首に縄をつけられて十字架を背負っているのがイエスです。
画面下部にはさらに2つの十字架が描かれています。

これはイエスが処刑された折に、一緒に2人の強盗も十字架刑に処せられたことを表しています。
後ろ手に縛られた上半身裸の男たちがそれぞれイエスと同じように十字架を背負って歩いています。

イエスの磔刑(たっけい)死という歴史的な瞬間に、その両隣で磔刑死した強盗がいたわけです。
イエスは市井(しせい)の強盗と同列視されていたということになりますね。


2. 原題


ティントレット(Tintoretto)が制作した『カルヴァリオの丘へと登るイエス』はイタリア語ではLa salita al Calvarioと言います。

la salitaの語義は登ることです。

この作品はヴェネツィアにあるサン・ロッコ信徒会集会所(Scuola Grande di San Rocco)で見ることが出来ます。




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