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ベルナルド・ストロッツィ『ヴェロニカ』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年06月17日(火)20時03分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2014年6月17日(火) 


目次
1. 聖顔
2. 原題


今回取り上げる作品はベルナルド・ストロッツィ作『ヴェロニカ』です。

ベルナルド・ストロッツィ『ヴェロニカ』478


1. 聖顔


ヴェロニカはイエスが十字架を背負ってゴルゴタの丘へ行く途中に、身につけていたヴェールを差し出した女性です。
流れ出る額の汗や血を拭くためにヴェロニカは勇気を振り絞ってヴェールを手渡しました。

なぜ勇気を振り絞る必要があったかというと、ユダヤ教パリサイ派の人々やローマ兵士たちがイエスに対して罵詈雑言を浴びせ続ける環境の中でイエスに同情的な行為を示すことは、明日以降の自分の身にも決してプラスにはならないという思いが人々の心にあったからです。

主流派から虐めを受けているイエスに対して内心では何らかの協力をしてあげたいと思いつつも、周囲の目が気になって一歩踏み出せずにいる・・・。

現代においても同じような状況に身を置いている人は多いのかも知れません。

しかしヴェロニカは思い切ってヴェールを差し出したのです。
手渡されたヴェールでイエスが顔を拭いヴェールをヴェロニカへ返しました。

すると信じられないことが起きたのです。
ヴェロニカに戻されたヴェールにはイエスの聖顔が記されていました。

ベルナルド・ストロッツィ(1581-1644)の作品には聖顔が刻まれたヴェールを持つヴェロニカの姿が描かれています。

この聖顔が写ったヴェロニカのヴェールは、現在ヴァチカンにあるサン・ピエトロ大聖堂に保管されているということになっています。


2. 原題


ベルナルド・ストロッツィ(Bernardo Strozzi)が制作した『ヴェロニカ』はスペイン語ではLa Verónicaと言います。

この作品はプラド美術館(Museo Nacional del Prado)に所蔵されています。




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