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アンドレア・マンテーニャ『磔刑』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年06月27日(金)19時10分 | 編集 |
記事のタグ: ルーヴル美術館
2014年6月27日(金) 


目次
1. 3人の磔刑
2. アダムの髑髏
3. 原題


今回取り上げる作品は、アンドレア・マンテーニャ作『磔刑』です。

アンドレア・マンテーニャ『磔刑』242


1. 3人の磔刑


アンドレア・マンテーニャ(1431-1506)はゴルゴタの丘で処刑された3人の姿を描きました。
イエスの両隣にいるのは強盗罪で十字架刑になった男たちです。

イエスは手足を釘で打たれていますが他の二人は縄で縛った状態で描かれていますね。
3人の磔刑図はこのように描かれることが通例です。

イエスの十字架の最上部にはINRIと書いてあります。
INRIとはラテン語でIesus Nazarenus Rex Iudaeorumの頭文字を並べたものです。

訳せば「ナザレのイエス、ユダヤの王」となります。
この言葉はイエスが十字架に架けられる罪状を示しています。

イエスはユダヤの王として支配者であるローマ帝国に反旗を翻すような行為をしたことを罪状とされたわけです。
実際には冤罪です。


2. アダムの髑髏


イエスの十字架の最下部には髑髏(どくろ)が描かれています。
これは人類の祖アダムの髑髏です。

なぜアダムの髑髏が描かれているかというと、ゴルゴタの丘というのはアダムが埋葬された土地であるとされているからです。

その向かって右側では円盤状のものを使って兵士たちがくじ引きをしています。
くじで勝った兵士がイエスの下着をもらうことになるという場面が描かれています。

イエスが着ていた上着は四つに切り分けることが出来ました。
しかし下着は一枚物だったためそれを獲得する者をくじで決めているわけです。

画面前景下部で槍を持っているのはローマ兵のロンギヌスです。
ロンギヌスは十字架上で動かなくなったイエスが亡くなったのかどうかを確認するために右の脇腹を槍で刺しました。

白内障を患っていたロンギヌスの目にイエスの鮮血が飛び込み、彼は視力を回復したと言われています。

向かって左端に立っている男性は使徒のヨハネです。
その右で赤い服の上に黒い外套を着ている女性が聖母マリアです。

マリアは息子の死を目の前にして自分で立つことすらできない程の衝撃を受けています。
10歳代半ばでイエスを生んでから約33年が経過していますので、マリアの年齢はこの時点で40歳代後半です。

現代とは異なりこの時代の40歳代後半といえば老齢と言ってもいいでしょう。
無実の罪で息子を殺された母の気持ちは聖書では語られてはいません。


3. 原題


アンドレア・マンテーニャ(Andrea Mantegna)が制作した『磔刑』はフランス語ではLa Crucifixionと言います。

La Crucifixionが十字架刑という意味です。
この作品はルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。




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