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ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『私に触れてはいけない』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年07月11日(金)09時12分 | 編集 |
2014年7月11日(金) 


目次
1. 墓守の姿
2. 原題


今回取り上げる作品はティツィアーノ・ヴェチェッリオ作『私に触れてはいけない』です。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『私に触れてはいけない』404


1. 墓守の姿


イエスの墓に到着したマグダラのマリアは一人の男性が立っているのを見ました。
最初、マリアはこの男性を墓守だと思いました。

金曜日の夕方に埋葬されたイエスが日曜の早朝に現れるはずがありません。
墓の近辺に男性が立っていれば墓守と思うのも当然かも知れませんね。

ところがよく見るとこの男性はイエスでした。
マグダラのマリアは駆け寄ってイエスの体に触ろうとします。

死んだと思ったイエスが生き返って目の前に立っているのです。
体に触れることでイエスの体温を感じたいと思うのも当然でしょう。

ところがイエスはマグダラのマリアのそうした行為を制止します。
イエスはまだ天界と人間界の狭間にいる身なので、生きている人間がこの体に触れてはいけないと言いました。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1490頃-1576)は美しいマリアが右手で触れようとする瞬間のイエスの動きを描きました。


2. 原題


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)が制作した『私に触れてはいけない』はNoli me tangere(ノリ・メ・タンゲレ)とラテン語で表されることが多いです。

この作品はロンドンのナショナル・ギャラリー(The National Gallery)で見ることが出来ます。




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