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ティツィアーノ『聖母被昇天』
記事URL  カテゴリ | 新約聖書絵画 | 2014年07月24日(木)08時09分 | 編集 |
2014年7月24日(木) 


目次
1. マリアの復活
2. 昇天と被昇天の相違
3. 原題


今回取り上げる作品はティツィアーノ作『聖母被昇天』です。

ティツィアーノ『聖母被昇天』471


1. マリアの復活


マリアは息子のイエスと同様に死後三日経って復活しました。
そして魂と肉体が共に天へと昇って行ったのです。

ルネサンス期のイタリアの画家ティツィアーノ(1490頃-1576)が描いているのはマリアが天に召される瞬間です。

画面最上部中央には天の父なる神がいます。

向かって左の天使が右手に持っているのはマリアに与える女王の冠です。
天に昇った後、マリアは戴冠されることになります。

画面下部には赤い服を着たマリアが天に召されて行く姿を目の当たりにしているイエスの弟子たちが描かれています。


2. 昇天と被昇天の相違


イエスに用いられる昇天という語と、マリアに用いられる被昇天という語の違いはキリスト教では次のように説明されています。

イエスは元々は神です。
イエスが地上における使命を終えて天の父の元へ「戻った」という意味で昇天という語が使われています。

一方マリアは元々は地上の人間です。
従って天界というのはマリアが「戻る」場所ではありません。

マリアは人間である以上、本来であれば死後は肉体が朽ちて土に帰るものと捉えるべきです。
ところがマリアはそもそも無原罪の状態でこの世に誕生しました。

そして神の子イエスを産み育て聖母としての使命を全うしました。
そこで、神は特別の計らいとしてマリアを死後復活させました。

復活したマリアの霊魂と肉体を神が天界へと「引き上げた」という解釈をしているのです。

マリアの側から見れば「引き上げられた」ということになります。
マリアの昇天に「被」という語がついているのはそういう理由なのです。


3. 原題


ティツィアーノ(Tiziano)が描いた『聖母被昇天』はイタリア語ではL'Assuntaと言います。

L'Assuntaは昇天する聖母マリアを指します。

この作品はヴェネツィアにあるサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari)で見ることが出来ます。




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