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チャールトン・ヘストン主演映画『ベン・ハー』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2015年06月15日(月)01時01分 | 編集 |
2015年6月15日(月)


6月13日(土)と14日(日)にBSTBSでチャールトン・ヘストン主演の映画『ベン・ハー(原題:Ben-Hur)』を見ました。

この映画はアメリカで1959年に公開されており上映時間は212分の大作です。
BSTBSではCMを何度も挟みながら2日に分けて放映していました。

映画の元になった小説の原作者はルー・ウォーレス(1827-1905)で、1880年に出版された小説の原題はBen-Hur: A Tale of the Christ(ベン・ハー:キリストの物語)です。

ルー・ウォーレスは南北戦争(1861-1865)に従軍しており、戦争後は政治家として活動しています。

映画の時代設定はイエス・キリストが誕生する頃から十字架事件までとなっており、作品の所々でイエスが登場しますが「キリストの物語」と言える程、出番はありません。

ただ要所要所でイエスの行動がベン・ハーの人生に影響を与える様子が描かれています。

例えばローマ帝国の司令官メッサーラの無慈悲な判断によりベン・ハーが奴隷以下の罪人の身分に落とされて、水も与えられずに炎天下に歩かされ、それに耐えかねて喉の渇きを訴えた時、イエスは恵みの水を差し出す人物として登場します。

あるいはベン・ハーの母親と妹が無実にも関わらずメッサーラの命令で5年に渡る獄中生活を余儀なくされた結果疫病にかかり死を待つばかりという状態になった時、十字架を背負いながらゴルゴダの丘を登って行くイエスの姿を見たことにより疫病が癒えて美しい肌を取り戻したという奇跡譚も描かれていました。

映画全体を貫く第一主題はベン・ハーによるメッサーラへの復讐ですが、イエスの「敵を愛し敵のために祈りなさい」という教えに感化されたベン・ハーの恋人エスターが、恨みを忘れ復讐を思い留まりメッサーラを許すことをベン・ハーに求めるという第二主題も用意されています。

エスターはイスラエル人女優のハイヤ・ハラリートが演じています。

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ユダヤ人貴族ユダ・ベン・ハーは架空の人物ですがイエスの十字架上の死に深く関与したローマ総督のピラトは実在の人物であり、ベン・ハーとメッサーラの馬車による競争を監督する立場として描かれていました。

この映画で語られているイエスの愛とは、苛(いじ)めを許容することを意味しますが、自分や家族を苛め抜いて人生における喜びの全てを奪った敵を愛の本質を知ることを通じて許せるかというと、やはり私には無理ですね。

暴力による復讐はしないとしてもやりたい放題やって他者の人生を台無しにした者を許容することは出来ません。






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