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ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『シシュポス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年07月02日(土)16時13分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2011年7月2日(土)


目次
1. コリントス王シシュポス
2. 冥府での処罰
3. 原題


今回取り上げる作品は、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作『シシュポス』です。

2011年7月2日ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『シシュポス』 01sisyph

1. コリントス王シシュポス


シシュポスは、テッサリア王アイオロスの息子で、長じてコリントスの創建者となります。
ボイオティアの王アタマスは、シシュポスの兄弟にあたります。

ある時ゼウスは、河神アソポスの娘アイギナを誘拐しました。
父アソポスは行方不明になった娘アイギナを探して、コリントスまでやって来ました。

アソポスは、コリントス王シシュポスと面会し、娘アイギナの居場所を尋ねます。

シシュポスは、ゼウスとアイギナがどこにいるのかを知っていたので、隠し立てすることなくアソポスに教えました。

アソポスは、シシュポスから、ゼウスとアイギナがコリントスの森の中にいるという情報を得ます。

アソポスはアイギナを探して、コリントスの森の中へと入って行きます。
ゼウスは森の中でアイギナと抱擁している最中に、遠くからアソポスが近づいて来るのを見ました。

ゼウスは咄嗟に自身とアイギナを岩に変身させて、アソポスが通り過ぎるのを待ちました。

アソポスは、まさかこの岩がゼウスとアイギナの変身した姿だとは思いませんので、そのまま素通りします。

こうして、ゼウスは間一髪で、難局を逃れることが出来ました。

この後、ゼウスはアイギナをオイノネ島へ連れ去りました。
アイギナはオイノネ島で、ゼウスの子アイアコスを出産します。

オイノネ島は、後に、アイギナの名に因んでアイギナ島と呼ばれるようになります。
成人してアイギナ島の王となったアイアコスは、ペレウスの父となります。

系譜を示します。

ゼウス→アイアコス→ペレウス→アキレス


2. 冥府での処罰


アイギナとの密会現場をシシュポスに告げ口されたゼウスは、恨みを晴らすために、冥界の王ハデスに命じて、シシュポスをタルタロスへと連行させました。

タルタロスとは、冥界のさらに下にある奈落のことです。

シシュポスはゼウスの情事を暴露した罰として、タルタロスにおいて巨大な岩を山頂まで上げるよう命じられました。

この岩は、山頂に届く寸前に重みを増すように細工されています。
シシュポスはあと少しのところで岩を支え切れなくなり、岩と共に底へと転がり落ちて行くのです。

シシュポスは、何度も何度もこの徒労を繰り返すという苦行を命じられました。

イタリアの画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1490頃-1576)は、岩を両肩と頭に載せて山道を上って行くシシュポスの姿を描きました。

こんな苦労をしても、結局シシュポスは目的を達する直前で、底へと転落して行くわけです。

この話から、「シシュポスの岩」という語句が生まれました。
「シシュポスの岩」とは、果てしない徒労を意味します。


3. 原題


ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)が描いた『シシュポス』は、英語ではSisyphusと言います。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。







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