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名取裕子主演映画『吉原炎上』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本映画 | 2012年12月12日(水)11時52分 | 編集 |
2012年12月12日(水)


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。


目次
1. 後輩にセックスの実技指導をする一番女郎
2. 自殺する二番女郎
3. 血を吐く三番女郎
4. 大火を見届ける女郎


1. 後輩にセックスの実技指導をする一番女郎


12月8日(土)にBSTBSで名取裕子主演の映画『吉原炎上』をやっていました。

明治末期に吉原の遊郭で遊女として働く5人の女性たちの生き様を描く大作です。

前半の見所は名取裕子が演じる新入り女郎・若汐に対して遊郭の一番花魁・九重が、女郎が客に対してなすべき性的技術を体を使って教え込む場面です。

筆頭女郎の九重は二宮さよ子が演じています。

九重は若汐を裸にし自らも着物を脱いで、まずは若汐を男性客に見立て一番花魁まで上り詰めることを可能にした卓越した性技を実演指導します。

若汐は九重に体中を舐め回され足の指まで執拗にしゃぶられて性的興奮を得ます。
この場面では名取も二宮も乳房を露にした迫真の演技を見せ、女同士のセックスを演じ切りました。

九重はこの後、借金返済の目処が立ったため女郎人生から脱却し吉原を去ります。


2. 自殺する二番女郎


二番花魁は藤真利子が演じる吉里です。

吉里は馴染みの客にお金を貸し付けることで心を繋ぎ止めようと目論みましたが、男性客は吉里が提供するお金に頼る必要がなくなったため吉里の元を去りました。

信じていた男性に逃げられた吉里は生きる意義を失い別の客と心中する約束をしますが、その男性は本意であるはずがありません。

またしても男に裏切られた形の吉里は激高し店内で刃傷沙汰を引き起こし、結局首に刃物を当てて遊郭の前の路上で自殺します。

藤真利子も乳房を何度も晒して、有能であればあるほど虚無感に襲われる花魁の生活を見事に演じ切りました。


3. 血を吐く三番女郎


三番花魁の小花は西川峰子が演じています。

一番花魁の九重が去り二番花魁の吉里が自殺したため、三番花魁の小花が必然的に一番花魁に昇格します。

小花は一番花魁に与えられる部屋を使っていたのですが、その後、病に冒され血を吐く生活となり客が寄り付かなくなってしまいました。

この頃になると名取が演じる女郎・若汐は多くの客を取るようになり、稼ぎ頭に成長して名前を紫太夫と改めていました。

入店の順序は小花の方が先ですが稼ぎは紫太夫の方が多いため、経営者側は小花が病気療養のために休養している間に一番花魁が使う部屋を紫太夫に与えます。

小花は体調不良のまま現場に復帰しますが、自分の部屋を後輩の紫太夫が使っていることを知り刃物を持って荒れまくります。

西川峰子も豊乳を揺らしながら大股を開き、錯乱状態に陥った花魁の哀れな姿を体当たりの演技で表現しています。


4. 大火を見届ける女郎


5人目の娼婦・菊川を演じるのは、かたせ梨乃です。

菊川は新人の若汐が客を取るようになって間もなく、稼ぎが悪いからという理由で吉原から品川の女郎屋へと移籍して行きます。

その後、品川の女郎屋で旦那を見つけ女郎稼業から足を洗ったのですが夫は別の女郎に心を移し、結局、菊川は吉原遊郭へと舞い戻って来ます。

九重(二宮さよ子)は借金を完済して吉原を去り、吉里(藤真利子)は自殺し、小花(西川峰子)は病死しますが、紫太夫(名取裕子)と菊川(かたせ梨乃)は最後まで吉原で生き続けます。

映画では1911年(明治44年)4月に吉原で実際に発生した大火を描いて幕となります。


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