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ピーテル・ブリューゲル『死の勝利』
記事URL  カテゴリ | その他絵画 | 2010年12月16日(木)15時14分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2010年12月16日(木)


目次
1. 皆殺し
2. 原題


1. 皆殺し

2010年12月16日ピーテル・ブリューゲル『死の勝利』1 253

ネーデルランドの画家ピーテル・ブリューゲル(1525頃-1569)は、上掲の『バベルの塔』や下掲の『イカロスの墜落のある風景』で有名です。

2010年12月16日ピーテル・ブリューゲル『死の勝利』2 221

そのブリューゲルが『死の勝利』という作品の中で、人間がいかに死というものを恐れているかを克明に表現しています。

2010年12月16日ピーテル・ブリューゲル『死の勝利』3 239

この絵画においては、地上にいる大半の人間が死神によって命を奪われています。
死神は「皆殺し」の役割を担っているのです。

ヨーロッパ出身の画家たちが「死という名の暴力」を主題としてたくさんの絵画を制作した背景には、14世紀末に大流行したペストの存在がありました。

当時のヨーロッパの人口の半分近く(約2,500万人)が、このペストで命を失ったと言われています。

死に至る病の前で為す術のない人間たちの悲しい姿を、死神の視点から描いたのがこの『死の勝利』という作品です。

絵画の中で「動き」を示しているのは人間ではなく死神です。
本来、人間こそが動いているべき存在のはずです。

しかし、この絵の中では手足を動かして「生命力」を示しているのは死神たちなのです。

人間は何をしているのかというと、既に事切れているか又は死の間際で力なく横たわっているか、あるいは逃げ惑うか・・・。

いずれにしても、この絵画全体を貫く主題は無力感に打ちひしがれた人間の姿です。

ブリューゲルは40代で亡くなっています。
死因は明らかにはなっていないようです。

幼い子供を残して没していますので心残りがあっただろうと思われます。


2. 原題


ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel)の描いた『死の勝利』は、スペイン語でEl triunfo de la Muerteと言います。

この作品はプラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。


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