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ビヨンセ主演映画『ドリームガールズ』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2012年05月22日(火)20時29分 | 編集 |
2012年5月22日(火)


目次
1. 才能はあるが協調性に欠ける女
2. 名曲
3. この映画が伝えたいことは何か?
4. 泣き寝入りは悪者を増長させるだけ
5. ドリームガールズが残したもの


1. 才能はあるが協調性に欠ける女


5月20日(日)にディーライフで、ビヨンセ主演の映画『ドリームガールズ(原題:Dreamgirls)』をやっていました。

この映画は1980年代にブロードウェイで上演されたミュージカル『ドリームガールズ(原題:Dreamgirls)』を映画化したもので、1960年代半ばにアメリカで活躍した黒人系女性ボーカルグループのスプリームス(The Supremes)のメンバーたち及び彼女たちを支えたスタッフの人生を描いています。

スプリームスは1959年の結成から1977年の解散までの間に何度かメンバーの入れ替えをしていますが、映画で取り上げた時期にメンバーだったのはダイアナ・ロス、フローレンス・バラード、メアリー・ウィルソンなどです。

主役のビヨンセ(Beyoncé)が演じるディーナ・ジョーンズは、ダイアナ・ロスをモデルとしています。

2012年5月22日ビヨンセ主演映画『ドリームガールズ』を見た感想1 474

ジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)が演じるエフィ・ホワイトは、ダイアナとリードボーカルを争って敗れたフローレンス・バラードをモデルとしています。

映画の中ではディーナとエフィは最終的に和解するような展開になっていましたが、実際のフローレンスは自分の実力を正当に評価してくれない事務所社長ベリー・ゴーディ・ジュニア(映画における役名は、カーティス・テイラー・ジュニア)への不満が原因でアルコール中毒に陥ります。

またフローレンスはダイアナを上回る抜群の歌唱力を備えているのですが我儘で協調性に欠けるところがあり、様々な不和を生み出す原因となって行きます。

結局フローレンスは所属事務所から契約を解除され、1968年にスプリームスを脱退します。

その後フローレンス(1943-1976)はソロ活動に活路を見い出そうとしますが不発に終わり、不遇の生活を送る中で最終的に冠状動脈血栓により32歳の若さで命を落としています。

リードボーカルを務めたダイアナ(1944-)も映画では描かれていませんが、1969年にスプリームスを脱退することになります。

その後、ダイアナがソロ歌手として大成功を収めたのは周知の事実ですね。

歌唱力の点ではダイアナを上回るフローレンスがソロ活動に失敗し、声量では劣ると見られていたダイアナがソロとして大成功したのは、人生の成否を左右する要素とは何かについて考えさせられるところが大きいですね。

2012年5月22日ビヨンセ主演映画『ドリームガールズ』を見た感想7 414


2. 名曲


この映画はミュージカル仕立てになっていていくつかの楽曲が作品の中に挿入されているのですが、このブログでは代表的な曲を2つ紹介します。

1つ目はジェニファー・ハドソン(エフィ・ホワイト役)が歌うAnd I Am Telling You I'm Not Goingです。

事務所社長のカーティスはわがまま勝手なエフィに対する愛が冷めディーナへ愛を注ぐようになるのですが、カーティスを愛するエフィが離れて行くカーティスの愛を引きとめようとする場面で歌われたものです。

ジェニファー・ハドソンはこの楽曲の熱唱ぶりを含めた演技力が高く評価され、第79回アカデミー賞(2007年2月)の助演女優賞を獲得しています。

2つ目はビヨンセ(ディーナ・ジョーンズ役)が歌うListenです。

ディーナは事務所社長のカーティスと結婚し公私共にパートナーとなるのですが、やがてカーティスの強引なやり方に疑問を感じるようになり袂を分かつことになります。

この歌は、ディーナがこれからはカーティスの指示には従わず自分の人生は自分で決めて行くのだという強い意志を表明した内容になっています。

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3. この映画が伝えたいことは何か?


この映画のアメリカでの公開は2006年12月で、映画が対象としている時期はその40年前の1960年代半ばです。

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(1929-1968)が主導した公民権運動はスプリームスが活躍していた時期と重なるのですが、キング牧師はこの映画の中で実在の人物として登場しています。

1960年代のアメリカでは黒人は様々な場面で差別を受けていましたが、音楽業界においては黒人歌手にはコンサート会場を貸さないなどの差別に加え黒人が発案した知的労働の成果を白人が横取りしていたという事実があります。

例えば黒人が創作した楽曲や舞台衣装などを白人が無断で借用して、いつの間にか自分が発案者であるかのような評価を社会から得るという現象が起きていました。

いつの時代でも他人が創り上げた成果を無断でコピーする卑怯な輩がいるものですが、1960年代のアメリカにおいて権力を握っていた白人たちはそういった卑劣な行いを繰り返していたのです。

この映画にはエディー・マーフィが歌手役で出演しているのですが、白人が黒人に対して行なって来た理不尽な仕打ちに対して彼が正当な不平を述べる場面が随所に盛り込まれています。

映画で描かれていることが全て真実だとは言えないと思いますが、多少の脚色があるにせよビル・コンドン監督はわずか40年ほど前のアメリカの真の姿を映像記録に残すことで、鑑賞者が様々なことを思考するための一助にしたかったのだろうと思います。

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4. 泣き寝入りは悪者を増長させるだけ


1960年代のアメリカにおいて社会のあらゆる場面で実権を握っていた白人たちには、少なくとも他民族を「指導」できるような高潔な人格は備わっていなかったということは言えそうです。

いつの時代であっても差別やいじめに対しては社会全体が心を合わせ、権力者や不逞の輩に対して強い態度で立ち向かう必要があります。

権力者や不逞の輩は、被害を受けた者が大人しくしていると増長していくものなのです。

現代で言えば、他人のブログの文言を無断借用するような者に懺悔を期待しても無理です。

人の気持ちや立場を考慮できず反省などしない人間だからこそ、無断コピーなどという蛮行が平気で出来るわけですね。

2012年5月22日ビヨンセ主演映画『ドリームガールズ』を見た感想5 not

5. ドリームガールズが残したもの


権力の中でも特に人事権と予算編成権を握っている者の多くは、その権力を振りかざして他人の人生を支配することが自分に与えられた使命だと信じて疑わないようです。

馬鹿馬鹿しいですね。
そのような「邪悪な使命」などあなたに与えられているはずがないのですよ。

差別や虐待の本質は、他人の人生を支配したいという邪(よこしま)な欲求に求められます。

ドリームガールズの時代から50年が経過しましたが、まだまだ人間は賢い生き方とは何かについて完全には把握できていないようです。

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