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ヘレン・ハント主演映画『理想の女』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2012年08月29日(水)22時34分 | 編集 |
2012年8月29日(水) 3本目


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目次
1. 年齢設定に準じた役作り
2. 「親子丼」とは何か?
3. 名器の持ち主
4. 扇が果たす役割

2012年8月29日ヘレン・ハント主演映画『理想の女』を見た感想1 223

1. 年齢設定に準じた役作り


8月17日(金)にBSジャパンで、ヘレン・ハント主演の映画『理想の女(原題:A Good Woman)』をやっていたので見ました。

『理想の女』の「女」は、「ひと」と読みます。

この映画の公開は2005年ですので、撮影時に、主役のステラ・アーリンを演じるヘレン・ハント(1963-)は41歳ぐらいだったはずですが、随分と老けた表情で演じていたので、アーリンは、50歳前後という設定だったのかも知れません。

もう一人の主役、メグ・ウィンダミアを演じているのが、スカーレット・ヨハンソン(1984-)です。

スカーレットは、撮影時に、二十歳前後ですので、こちらは、役の設定年齢とほぼ同じだと言えるでしょう。

作品では、アーリンとメグは実の母娘という設定になっているので、もし、アーリンの年齢をヘレンの実年齢に合わせて40歳前後にした場合、娘であるメグとの年齢差が20歳ぐらいになってしまいます。

恐らく、原作、もしくは、監督の意図として、もう少し年齢差のある母娘を描くために、敢えて40代初めのヘレンが、化粧と役作りによって老け顔となり、50歳前後の女性を演じたのかも知れません。

なぜ、私が、ここまで登場人物の年齢設定に拘(こだわ)るかというと、ヘレンが演じるアーリンは、スカーレットが演じるメグの夫ロバートと、セックスをする関係になるからです。

2012年8月29日ヘレン・ハント主演映画『理想の女』を見た感想2 488

2. 「親子丼」とは何か?


メグの夫ロバート・ウィンダミアは、ニューヨークの若き資産家で、高級リゾート地のアマルフィへ、妻メグを連れてヴァカンスにやって来ます。

アーリンは、新聞記事を通じて、ロバートがアマルフィへ出掛けるという情報を掴み、ロバートを熟女の色香で篭絡し、あわよくば、今の妻と離婚させ、自分が妻の座に収まる腹づもりで、同時期にアマルフィへとやって来ます。

アマルフィの骨董品屋で、アーリンはロバートと首尾良く出会い、すぐに肉体関係を結びます。

ロバートは、アーリンがメグの母親であることは知らずにセックスをしたわけですが、結果的に、妻の母親ともセックスをしたわけですね。

このように、男性が、娘とその母親の両方とセックスすることを、俗語で「親子丼」と言います。

まあ、世間的に、「親子丼」状態になることは、稀だとは思いますが、日本において「親子丼」を実践した人物の代表格は、安殿(あて)親王(後の、平城天皇)です。

2012年8月29日ヘレン・ハント主演映画『理想の女』を見た感想3 488

3. 名器の持ち主


安殿親王(774-824)は、桓武天皇の皇太子時代に、藤原薬子(くすこ)の長女を側室として迎えますが、娘に同行して宮中で暮らすことになった薬子とやがて懇ろな仲になり、天皇に即位した後、薬子を重用した政治を行い、最終的には人生の末路を共にすることになります。

平城(へいぜい)天皇が、「親子丼」を実践したことは歴史的事実ですし、ロバート・ウィンダミアとは異なり、平城天皇は、母娘の関係を認識した上で、それでも構わないという意志を持ってセックスに及んでいるわけです。

平城天皇の倫理観の欠如を責め立てるのは容易なことですが、それだけ、薬子の肉体が優れていて、天皇は薬子とのセックスを忘れることが出来なかった、ということだと思います。

薬子は、いわゆる、「名器」の持ち主で、床上手な女性だったのでしょうね。
正直な所、男性は床上手な女性に弱いですし、その豊麗な肉体にのめり込むものです。

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4. 扇が果たす役割


この映画の原作は、オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇(原題:Lady Windermere's Fan)』です。

骨董品屋でアーリンに出会って、意気投合したロバートは、店内にあった非売品の扇を、お金の力に物を言わせて、売り渋る店主から買い取ってしまいます。

まあ、店主からすれば、金銭的には十分見合う代金を手にしたのだろうと思いますが、いずれにせよ、お金で何でも解決ができると信じている資産家たちの生き方が、克明に描かれている名場面でした。

この扇は、最初、妻のメグの誕生日の贈り物となり、作品の最後では、ヘレンが演じるアーリンが、幸せの糸口を掴む場面で、小道具として効果的に使われていました。

あの最後の場面を描いた監督の意図としては、この扇を持つのに相応しい理想の女性は、「何も知らない女(a woman of innocence)」のメグ・ウィンダミアではなく、「全てを知り尽くした女(a woman of experience)」のステラ・アーリンである、ということなのでしょうね。








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