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ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリョーネ『ピュラとデウカリオン』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年03月23日(水)13時07分 | 編集 |
2011年3月23日(水)


目次
1. パンドラの子孫
2. パルナッソス山のテミス
3. ヘレンの子孫
4. 原題


今回取り上げる作品は、ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリョーネ作『ピュラとデウカリオン』です。

2011年3月23日ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリョーネ『ピュラとデウカリオン』258


1. パンドラの子孫


パンドラはエピメテウスとの間に、娘ピュラを生みました。

ピュラは、デウカリオンと結婚します。
デウカリオンは、プロメテウスとプロノイエとの間に出来た息子です。

デウカリオンとピュラが生きた時代に、大洪水が発生します。

ゼウスは、人間たちが譲り合う心を忘れ、争いに明け暮れている様子を見て人間を絶滅させることにしたのです。

デウカリオンは父プロメテウスの様子を見にコーカサス山へ赴いた時、この大洪水の発生を予め聞かされていました。

デウカリオンは周囲から馬鹿にされながらも、陸の上に箱舟を建造して大洪水に備えました。


2. パルナッソス山のテミス


デウカリオンとピュラは、箱舟に乗ったおかげでゼウスの起こした大洪水を生き残ります。
二人を乗せた箱舟は9日間漂流した後、パルナッソス山頂に漂着します。

パルナッソス山には、テミスの神殿がありました。
テミスは掟の女神で、かつてゼウスの二番目の妻でした。

広い大地に二人きりになってしまったデウカリオンとピュラは、人間を増やす手段をテミスに尋ねました。

テミスの神託は、以下のような内容でした。

「多くの人間を生み出すには、それぞれの母の骨を拾って後ろに投げながら進めば良い。」

デウカリオンはこの神託の意味を、母なる大地ガイアに転がっている石を投げながら進むと解釈しました。

デウカリオンとピュラは、石を後方に投げながら前進して行きます。

すると、間もなくデウカリオンの投げた石からは男が生まれ、ピュラの投げた石からは女が生まれました。

イタリアの画家ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリョーネ(1609-1664)が描いているのは、デウカリオンとピュラが石を投げて人間を誕生させている場面です。

向かって左で、赤いマントを羽織っているのがデウカリオンです。
デウカリオンは、両手で石を持っています。

その向かって右で、左手に石を持っているのがピュラです。
前景下方に描かれているのは、石から誕生した人間たちです。


3. ヘレンの子孫


その後、デウカリオンとピュラの間には長男ヘレンが誕生します。
系譜を示します。

パンドラ→ピュラ→ヘレン

イアペトス→プロメテウス→デウカリオン→ヘレン


このヘレンは、ギリシア人の祖となりました。

旧約聖書の中にノアの箱舟の話が記されていますが、ギリシア神話にも同類の話があるということですね。


4. 原題


ジョヴァンニ・ベネデット・カスティリョーネ(Giovanni Benedetto Castiglione)が描いた『ピュラとデウカリオン』は、英語ではPyrrha and Deucalionと言います。

この作品は、ベルリン美術館(Staatliche Museen zu Berlin)で見ることが出来ます。




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