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ノエル・アレ『ヒッポメネスとアタランテの競争』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年10月30日(日)13時41分 | 編集 |
2011年10月30日(日)


目次
1. ヒッポメネスの勝利
2. 不敬な性交
3. 原題


今回取り上げる作品は、ノエル・アレ作『ヒッポメネスとアタランテの競争』です。

2011年10月30日ノエル・アレ『ヒッポメネスとアタランテの競争』155

1. ヒッポメネスの勝利


フランスの画家ノエル・アレ(1711-1781)が描いているのは、競争の終着地点に迫るヒッポメネスの姿です。

ヒッポメネスは、右手に黄金のリンゴを一つ残しています。

ここに至るまでに、ヒッポメネスは黄金の林檎を2個、効果的に道に落として来ました。
アタランテが黄金の林檎に気を取られている隙に、一歩先を行くという戦術を取ったのでした。

アタランテは、黄金の林檎を拾うために、2回も立ち止まりました。
こんなことをやっていては、勝負には勝てませんよね。

ヒッポメネスは、観客たちの目の前で見事アタランテに勝ちました。
そして約束通り、晴れてヒッポメネスとアタランテは結婚することになりました。


2. 不敬な性交


アタランテを娶(めと)ったヒッポメネスは、アタランテの豊麗な肉体を抱くことで十分な性的満足感を得て、四六時中でもアタランテとセックスしたいと思うようになりました。

アタランテも、セックスをすることにより得られる肉体的な快楽と精神的な充足感を知り、ヒッポメネスとのセックスにのめり込んでいきます。

自宅における毎晩のセックスでは飽き足らなくなった二人は、ゼウスの神殿内で性交に及ぶことを計画します。

日常的な空間を離れ、聖域とされている神殿内でセックスをすることで、さらなる快感を得られるのではないかと考えたわけですね。

そして、ついに二人は、神殿内でセックスをしてしまったのでした。

ヒッポメネス夫妻の場所をわきまえない性行為は、ゼウスによって不敬罪にあたると判断されました。

ゼウス自身は、性交に関しては好き勝手なことをしている男神です。

ところが、ヒッポメネスとアタランテが自らの神殿内で性交したことについては、見逃すことはしませんでした。

二人の快楽の代償は、あまりに大きなものでした。
ヒッポメネスとアタランテは、ライオンの姿に変えられてしまったのです。

ゼウスは最高神なので、人間はその決定に逆らうことは出来ません。

ゼウスだって似たようなことをしているではないか、という人間の言い分は、聞き届けられることはないのです。


3. 原題


ノエル・アレ(Noël Hallé)が描いた『ヒッポメネスとアタランテの競争』は、フランス語ではLa course d'Hippomène et d'Atalanteと言います。

la courseが、競争、という意味です。
この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。




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