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ティントレット『マノアの妻への受胎告知』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年10月27日(土)15時05分 | 編集 |
2012年10月27日(土)


目次
1. 士師サムソン
2. 夫婦への受胎告知
3. 原題


今回取り上げる作品は、ティントレット作『マノアの妻への受胎告知』です。

2012年10月27日ティントレット『マノアの妻への受胎告知』325

1. 士師サムソン


今回から、サムソンの話題を取り上げます。
サムソンとは、旧約聖書『士師記』に登場する古代イスラエルの指導者です。

士師は、「しし」と読みます。
士師の役割は、異民族の圧政からユダヤを救うことです。

サムソンが生まれた頃のイスラエルは、ペリシテ人と呼ばれる異民族に支配されていました。


2. 夫婦への受胎告知


『士師記』には、サムソンを生むことになる女性の名前が記されていません。
サムソンの父は、マノアと言います。

マノアの妻は、長きに渡って不妊に悩んでいました。
ある日、神の使いが現れて、いずれ子を身ごもることを告げられます。

その使いは、マノアの妻に次のことを伝えました。

「生まれてくる子の髪の毛を切ってはいけない。」

イタリアの画家ティントレット(1518-1594)は、マノアの妻に天使が受胎告知している場面を描いています。

向かって左で、左手を胸の前に置いて頭を下げているのがマノアの妻です。

後日、天使はマノアと妻が揃っているところに再度現れました。
そして、マノアの妻に命じたことを繰り返したのです。

こうしてこの世に誕生したのが、サムソンです。
続きます。


3. 原題


ティントレット(Tintoretto)が描いた『マノアの妻への受胎告知』は、スペイン語ではEl anuncio a la mujer de Manuéと言います。

la mujerは、妻、という意味です。

この作品は、マドリッドにあるティッセン=ボルネミッサ美術館(Museo Thyssen-Bornemiszaで見ることが出来ます。




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