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カール・ハインリッヒ・ブロッホ『踏み車を引かされるサムソン』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年12月01日(土)20時23分 | 編集 |
2012年12月1日(土)


目次
1. 粉引きの苦役
2. サムソンの最期
3. 原題


今回取り上げる作品は、カール・ハインリッヒ・ブロッホ作『踏み車を引かされるサムソン』です。

2012年12月1日カール・ハインリッヒ・ブロッホ『踏み車を引かされるサムソン』 Samson_in_the_Treadmill


1. 粉引きの苦役


目を潰されて囚われの身となったサムソンは、ガザの牢屋に入れられて、ペリシテ人の監視の下、粉引きの労役に従事することになりました。

デンマークの画家カール・ハインリッヒ・ブロッホ(1834-1890)が描いているのは、短髪になったサムソンがペリシテ人たちの奴隷となって、苦役を行っている場面です。

前景中央で、青い布を腰に巻いて、青銅の足枷(あしかせ)をつけられて、粉引きをさせられているのがサムソンです。

この髪の短さでは、サムソンの怪力は発揮されず、いかにサムソンと言えども、為す術がありません。


2. サムソンの最期


こんな屈辱的な日々を過ごす内、サムソンの髪の毛が次第に伸びて来ました。
髪さえ長くなってくれれば、サムソン得意の怪力が発揮できます。

ある日、サムソンは牢屋を出されて、大きな神殿に見世物として連れて行かれました。

神殿の中や屋上には、3,000人以上のペリシテ人が集まり、かつての難敵サムソンの落ちぶれた姿を見て、皆が嘲笑っています。

盲目のサムソンは、ユダヤの神に祈ります。

「神よ、今一度だけ、私に力を与えて下さい。ペリシテ人に復讐するための力をお与え下さい。」

サムソンが祈り終えると、ユダヤの神はサムソンに再び怪力を与えました。
怪力を得たサムソンは、大神殿の2本の大黒柱をへし折りました。

神殿は轟音と共に崩れ落ち、神殿に集まっていたペリシテ人たちは、皆、死に絶えました。
サムソンも、神殿の崩落と共に命を落としました。


3. 原題


カール・ハインリッヒ・ブロッホ(Carl Heinrich Bloch)が描いた『踏み車を引かされるサムソン』は、英語ではSamson in the Treadmillと言います。

the Treadmillは、囚人の懲罰用の踏み車を指します。
この作品の所在地は、不明です。







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