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Gerbrand van den Eeckhout『サムエルをエリに見せるハンナとエルカナ』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年12月22日(土)10時05分 | 編集 |
記事のタグ: ルーヴル美術館
2012年12月22日(土) 2本目


目次
1. 士師サムエル
2. 不妊に悩む母ハンナ
3. 原題


今回取り上げる作品は、Gerbrand van den Eeckhout『サムエルをエリに見せるハンナとエルカナ』です。

2012年12月22日Gerbrand van den Eeckhout『サムエルをエリに見せるハンナとエルカナ』272


1. 士師サムエル


オランダ人の画家Gerbrand van den Eeckhout(1621-1674)が描いているのは、士師サムエルの幼年時代の出来事です。

サムエルは長じてから、ユダヤ民族の士師(しし)となります。
そして、王政に移行するための段取りを行った人物です。

士師とは民族的指導者のことで、王とは異なります。


2. 不妊に悩む母ハンナ


サムエルの母ハンナは、長い間、子供には恵まれない女性でした。

晩年ようやく子供を授かったハンナは、神に深く感謝し、生まれた子供サムエルを、神に仕える立場にしようと考えます。

サムエルが3歳になった時、ハンナは夫のエルカナと共に、ユダヤ教の大祭司エリのもとを訪れます。
そして、我が子をエリに預け、神のために身を捧げる子にして欲しいと頼みました。

承知したエリは、3歳のサムエルを引き取って育てます。
画面中央の、大祭司の椅子に座っているのがエリです。

エリの足元に描かれている、白い服を着た小さな子供がサムエルですね。

サムエルはまだ3歳ですので、自分の置かれた状況がつかめていないようです。
サムエルは、大祭司エリを前にして、背中を向けてしまっていますね。

サムエルを抱いているのが、母のハンナです。

その向かって右で立っている男性が、サムエルの父エルカナです。
後年、士師となるサムエルは、こうして神の道に入ることになったのでした。


3. 原題


Gerbrand van den Eeckhoutが制作した『サムエルをエリに見せるハンナとエルカナ』は、フランス語ではAnne et son époux Elcana présentant au grand prêtre Eli leur fils Samuel と言います。

épouxは配偶者、prêtreが祭司、という意味です。
leur filsは、彼らの息子、という意味です。

この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。




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