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セバスティアーノ・デル・ピオンボ『アドニスの死』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年04月04日(月)11時55分 | 編集 |
記事のタグ: ウフィッツィ美術館
2011年4月4日(月)


目次
1. 白バラの刺
2. 原題


今回取り上げる作品は、セバスティアーノ・デル・ピオンボ作『アドニスの死』です。

2011年4月4日セバスティアーノ・デル・ピオンボ『アドニスの死』223

1. 白バラの刺


イタリアの画家セバスティアーノ・デル・ピオンボ(1485頃-1547)は、猪に激突されて死に瀕(ひん)しているアドニスと、アドニスの元へと駆け寄ろうとしたアプロディーテの様子を描いています。

画面中央で腰掛けて右足首を握っているのがアプロディーテです。

アドニスが事故に遭ったという知らせを聞いて天界から駆けつけたアプロディーテは、倒れているアドニスの元へ急いで駆け寄ろうとしました。

その際に、アプロディーテの右足に白バラの棘(とげ)が刺さってしまったのです。
棘の刺さった右足からは出血しています。

アプロディーテは右足の痛みに耐え切れません。
死ぬ寸前のアドニスが目の前にいるのに、もう少しのところで近寄ることが出来ないでいるのです。

アレスはアプロディーテがアドニスの元へと駆け寄ることを妨げようと画策しました。
そして、アプロディーテが白バラの刺を踏むように仕向けたわけです。

向かって左で白い服を着て仰向けに倒れているのがアドニスですね。
アドニスは右膝を曲げた状態で横たわっていますので、まだ辛うじて息はあります。

その後景にはアレスが変身した黒い猪の姿も描かれています。


2. 原題


セバスティアーノ・デル・ピオンボ(Sebastiano del Piombo)が描いた『アドニスの死』は、イタリア語ではMorte di Adoneと言います。

la morteは死という意味です。
この作品はウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)で見ることが出来ます。





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