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エドゥアール・マネ『扇子を持つベルト・モリゾ』
記事URL  カテゴリ | その他絵画 | 2010年08月24日(火)12時57分 | 編集 |
記事のタグ: オルセー美術館
2010年8月24日


目次
1. マネと黒
2. 原題
3. マネとモネはどう違うか?


今回取り上げる作品は、エドゥアール・マネ作『扇子を持つベルト・モリゾ』です。

2010年8月24日エドゥアール・マネ『扇子を持つベルト・モリゾ』1 465

1. マネと黒


マネは2010年8月23日の記事『エドゥアール・マネ『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』 loro2012.blog』で取り上げた『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』以外にも、ベルトをモデルにした作品を数点描いています。

『扇子を持つベルト・モリゾ』は、『すみれの・・・』と同様に1872年に制作されました。
ベルトの美しい顔が扇子で隠れながらも、隙間から少しだけ見えるという描き方をしています。

マネは黒を使うことを好んだ画家です。
ベルトが履いている靴の色が、衣装や壁の色との対比効果を生み出しているのだと思います。


2. 原題


『扇子を持つベルト・モリゾ』は、フランス語ではBerthe Morisot à l'éventailと言います。
l'éventailが扇子という意味です。

この作品はオルセー美術館(Musée d'Orsay)が所蔵しています。


3. マネとモネはどう違うか?


ご存じない方のために、似たような名前の画家マネとモネとの違いをお話します。


1) エドゥアール・マネ


エドゥアール・マネ(1832-1883)は近代絵画の父とも称され、後の印象派の画家たちに多大な影響を与えた人物です。

マネ自身は、印象派展には一度も出品したことがありません。
従って、彼を「印象派の画家」と呼ぶ専門家はいませんね。

このエドゥアール・マネ(Édouard Manet)に影響を受けた画家がモネなのです。


2) クロード・モネ


クロード・モネ(1840-1926)は、『睡蓮』の連作などで知られる印象派の巨匠です。
直接的にマネとの間に師弟関係があったわけではありません。

明瞭な色彩感覚を前面に打ち出したマネの画風を、「印象派」の作風として確立させたのがクロード・モネ(Claude Monet)と言えるでしょう。

当初、松方幸次郎が購入し、現在国立西洋美術館(東京・上野公園)に常設展示されているクロード・モネ作『睡蓮』はこちらです。

2010年8月24日エドゥアール・マネ『扇子を持つベルト・モリゾ』2 336

明日は画家ベルト・モリゾの作品を取り上げます。




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