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バルトロメ・エステバン・ムリーリョ『リベカとエリエゼル』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年06月18日(月)12時08分 | 編集 |
記事のタグ: プラド美術館
2012年6月18日(月)


目次
1. イサクの嫁探し
2. テラの曾孫
3. 原題


今回取り上げる作品は、バルトロメ・エステバン・ムリーリョ作『リベカとエリエゼル』です。

2012年6月18日バルトロメ・エステバン・ムリーリョ『リベカとエリエゼル』235

1. イサクの嫁探し


アブラハムは、息子イサクの結婚相手として、居を構えているカナンの土地に住む女性よりも、カルデア人女性を希望しました。

カルデアとは、広大なメソポタミア地方を指します。
後に、新バビロニア王国(紀元前625-紀元前539)が領土とした地域に相当します。

アブラハムは、カルデアのウルという街で生まれました。
ウルは、現在のイラク南部にある街です。

アブラハムの父テラは、一族を引き連れて、ウルからハランへと向かったのでした。
ハランの街を含む地域は、アラム・ナハライムと呼ばれていました。

イサクにとって相応しい女性を探すために、アブラハムはアラム・ナハライムへと従僕を派遣します。
従僕の名は、エリエゼルと言います。

アブラハムの意を受けたエリエゼルは、多くの贈り物を携えて、ラクダに乗ってカナンを出発しました。

目的地であるアラム・ナハライムに辿り着いたエリエゼルは、町はずれに作られた共同水汲み場で、ラクダを留めました。

そして、エリエゼルは、水汲み場を出入りするたくさんの女性たちを眺めていました。

これだけ多くの女性たちの中から、イサクの妻になる女性を見出すのは、容易ではありません。
エリエゼルが途方に暮れていると、次のような神の啓示がありました。

「イサクの妻になる女性は、お前とラクダに水を分け与えるだろう。」

しばらくしてエリエゼルの傍に、水瓶を両肩に乗せた女性がやって来ました。
エリエゼルは意を決して、その女性に話しかけます。

「水を分け与えていただきたい。あなたの水瓶を、私が飲めるように傾けて下さい。」

その女性は優しい態度で、エリエゼルに返事をします。

「わかりました。どうぞお飲み下さい。そしてあなたのラクダにも、水を与えましょう。」

エリエゼルは、この女性こそイサクの妻になる人だ、と確信したのです。


2. テラの曾孫


この女性の名は、リベカと言います。
リベカは、父ベトエルと兄ラバンと一緒に暮らしていました。

ベトエルの父はナホルと言って、アブラハムの弟にあたります。
テラを起点とした系図を2つ書くと、こうなります。

テラ→アブラハム→イサク

テラ→ナホル→ベトエル→リベカ


ムリーリョ(1617-1682)が描いているのは、リベカから水を分けてもらっているエリエゼルの様子です。

中央で、赤い布を胸から下に巻いているのがリベカです。

初対面の男が水を飲んでいる姿をじっと見つめるのは良くないと判断して、リベカは顔を背けていますね。

一方、向かって右側に描かれている娘たちは、興味津々でエリエゼルの様子を眺めています。

続きます。


3. 原題


バルトロメ・エステバン・ムリーリョが描いた『リベカとエリエゼル』は、スペイン語ではRebeca y Eliezerと言います。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。





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