映画とドラマと語学、そして株式投資へ
| ホーム loro2012 |
| 投稿 |
スポンサーサイト
記事URL  カテゴリ | スポンサー広告 | --年--月--日(--)--時--分 | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。





タイロン・パワー主演映画『愛情物語』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 外国映画 | 2012年05月26日(土)13時44分 | 編集 |
2012年5月26日(土)


目次
1. 妻との愛
2. 息子との愛
3. 2番目の妻
4. ショパンのノクターン


1. 妻との愛


5月24日(木)に、NHKBSPでタイロン・パワー主演の映画『愛情物語(原題:The Eddy Duchin Story)』をやっていました。

邦題は『愛情物語』ですが、英語原題は全く異なり『エディ・デューチン物語』です。

タイロン・パワーが演じるエディ・デューチン(1910-1951)は、実在の人物で、アメリカのポピュラー・ピアニスト兼バンドリーダーでした。

エディは薬学部を卒業した後、父親の意向を受け入れ、一旦は薬剤師になったのですが、音楽家への夢を断ち切れず、単身ニューヨークへやって来ます。

無名のエディにとって、ニューヨーク行きは、ある意味、無謀な賭けとも言えたのですが、ニューヨークで知り合った上流階級の娘マージョリーの支援などのおかげで、音楽家としての経歴を順調に積み上げて行くことに成功します。

マージョリーは、キム・ノヴァク(Kim Novak)が演じています。

エディは1935年には、無名時代から支援してくれていたマージョリーと結婚し、1937年には長男ピーターが誕生します。

ところが、妻マージョリー(1908-1937)はピーターを出産した数日後、病院で亡くなってしまいます。

エディは妻の死に絶望し、最愛の妻の命を奪ったのは、他でもない生まれて来た息子だったという受け止め方をしたのでした。

エディは、生まれたばかりの息子ピーターを愛することなど出来ません。
結果として、ピーターはエディの知人宅に預けられ、他人の手によって養育されることになります。

2012年5月26日タイロン・パワー主演映画『愛情物語』を見た感想 336

2. 息子との愛


妻を失い、息子の養育を放棄したエディは、その後、数年間は、演奏旅行に明け暮れることになります。

ちょうどその頃、アメリカは第二次世界大戦に参戦することになり、演奏旅行を行なっていたエディの元にも、召集令状が届きます。

エディは海軍に従軍し、太平洋上で日本軍と交戦しています。
そのあたりの事実は、映画の中でも触れられていました。

終戦後、エディは帰国し、知人宅に預けていた長男ピーターと再会します。
8歳になったピーターのそばには、イングランド出身の女性チキータも一緒にいました。

エディは、ピーターやチキータと同居することにし、妻マージョリーとの思い出を抱えながら、ピーターを自分なりに育てることにします。

ところが、ピーターは、突然現れた、面識のないエディには、容易に心を開きません。

そして、日常生活の中で、歳の離れた姉のような立場でいてくれるチキータとの関係を、今まで通り、大事にしようとするのです。

エディは、ピーターがそのような態度を取る原因は、これまでの自分の生き方にあると反省し、時間をかけて、少しずつピーターとの父子関係を築いて行こうとします。


3. 2番目の妻


いつしか、エディは、身近にいるチキータと恋仲になり、お互い結婚を意識するようになりました。
しかし、その頃のエディの体は、既に病魔に蝕まれていたのです。

映画では、病名については伏せられていましたが、エディは、急性骨髄性白血病を患っていました。

エディは、ピーターとの関係がようやく良好になりかけたと思った頃に、重病が発覚したのでした。

また、せっかく新しい人生の伴侶を手に入れようとしているのに、2人の間には未来がないことを、相手に告げなければなりませんでした。

エディは、音楽家としての仕事は、概ね順調だったのですが、妻の突然死といい、自身の白血病といい、仕事以外の部分では、突如として不幸が訪れる人生だったようですね。

結局、エディ(1910-1951)は、チキータと結婚します。
そして、間もなく、14歳のピーターと新妻のチキータを残し、40歳の若さで他界しました。

なお、ピーター・デューチン(1937-)は、その後、父と同じ、ピアニスト兼バンドリーダーの道を歩みます。


4. ショパンのノクターン


映画の最後では、エディとピーターが、ショパンの『ノクターン』を連弾する場面が描かれます。

息子との連弾の最中、病魔に冒されたエディの腕は、思うようには動かなくなり、いつしかエディは、ピアノの前から姿を消します。

そして、画面には、『ノクターン』を弾き続けるピーターと、その姿を見守るチキータだけが残っているという、感動的な演出が行われていました。

ショパンが作曲した『ノクターン』は、いくつかあるわけですが、映画で取り上げられていたのは、『夜想曲第2番、変ホ長調、作品 9-2』です。

英語では、Nocturne in E-flat major, Op. 9, No. 2、と呼ばれています。



エディが、最初の妻マージョリーと出会った頃、この曲を弾いているエディに対して、マージョリーが曲名を尋ねる場面があります。

タイロンのセリフは、日本語字幕では、「ノクターンだよ」、となっていましたが、英語のセリフでは、E-flat、と言っていましたね。

Op. 9のOp.は、Opusの略で、作品番号、という意味です。

私もピアノを弾くのですが、ショパンのE-flatは難しいので、自分なりに楽譜を簡素化して弾いています。

『愛情物語』は、1956年に公開されていますが、主演したタイロン・パワー(1914-1958)は、その2年後に、44歳の若さで、心筋梗塞により急逝しています。


愛情物語  [DVD]
愛情物語  [DVD]
posted with amazlet at 12.07.12
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2011-01-26)
売り上げランキング: 20381






関連記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。