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沢尻エリカ主演ドラマ『悪女について』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本ドラマ | 2012年05月03日(木)03時11分 | 編集 |
2012年5月3日(木)


今回の記事には露骨な性的表現が含まれています。
性的表現に対して心的なストレスを感じる方は、読まないことをお勧めします。


目次
1. 豪邸を手に入れた女性経営者
2. 中出ししたら、普通は妊娠する
3. 自殺の理由は何か?


1. 豪邸を手に入れた女性経営者


4月30日(月)にTBSで、沢尻エリカ主演の単発ドラマ『悪女について』をやっていたので録画して見ました。

『悪女について』は有吉佐和子(1931-1984)の原作をドラマ化したものです。

1978年にテレビ朝日で連続ドラマ化されていますので、今回の沢尻版はリメイク版ということになります。

沢尻が演じる富小路公子は小さな宝石商から事業を始め、一大で財を成した女性実業家です。

ところが、まだまだこれからという若さで公子(きみこ)は自社ビルの屋上から身を投げ自殺します。

なぜ時代の寵児となった公子が死ななければいけなかったのか?

物語は生前の公子に関係のあった27人の人物が、それぞれの公子像を語るという手法で展開して行きます。

公子が貧しい生活から抜け出し、一流の宝石商になる経緯が丁寧に描かれる中で3人の男が登場します。

2時間半のドラマでは27人全員の証言を取り上げることは出来ませんので、主に公子と3人の男性との愛人関係を軸に物語が構成されていました。

この3人の男はいずれも公子の息子たちの父親である可能性があるのです。
本当の父親は誰なのか、恐らく公子自身にも分かっていなかったはずです。

3人の男は船越英一郎、上地雄輔、渡辺大が演じていましたが、船越と渡辺はドラマの後半で3人の中で最も公子から愛されていたのは誰だったのかを推測します。


2. 中出ししたら、普通は妊娠する


公子は男性と付き合い始めた段階ですぐにセックスをさせる女性なので、男性からすると一見都合のいい女に見えます。

これといった取り柄のない男であっても、公子とのセックスに持ち込むまでにそれほどの苦労はいりません。

しかも公子は中出しを厭わず、妻の座に収まることにも固執しません。

既婚未婚に関わらず遊び相手の女性を探している男からすれば、公子は理想的な女性であると言えます。

付き合って間もない段階で首尾良く公子の肉体を手に入れ、しかも中出しまで出来た男は「この女は自分の意のままになる女である」と勘違いするのです。

ところが公子は本質的には一筋縄ではいかない、手強い女性なのです。
その本性は妊娠したことによって顕在化します。

男は妊娠した公子に対して中絶するよう求めますが、公子は断固として拒否します。
公子からは従順さが消え失せ、中出しの快楽に溺れた男を追い詰めて行きます。

「追い詰める」とは言っても公子は表向きは品位を保っています。
そのことが逆に男性からすると不気味なのです。

妊娠すると女は変わるとよく言われますが、公子という女性像は一つの好事例だと思います。


3. 自殺の理由は何か?


公子は出産した後、弱い立場である自分の人生を守るために周囲の関係者に対して様々な働きかけをします。

その画策が尽く当たり結果的には自分の財産を増やし、ついには豪邸の女主人の地位にまで上り詰めます。

原作者の有吉佐和子は、いとも簡単に男に対して股を開き中出しの快楽を与える一方で、妊娠後は男の人生に割って入り最終的には財産をせしめるというしたたかな女性を描きました。

したたかな女性・公子と深い関わりのあった人物は総勢で27人もいて、これだけの大人数から公子という人物に対する感想を聞き出すと賛否両論が噴出します。

勝海舟の言うように毀誉褒貶(きよほうへん)は世間の勝手です。

公子のようにどんな手段を経ても自分が生きるべき道を見つけたのなら、毀誉褒貶を顧みる必要などないのかなという気もしますね。

ただ、信じられる人生を手に入れたはずの公子が自ら命を絶った理由については、ドラマを見終わっても不明のままです。

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