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ベンジャミン・ウエスト『太陽の馬車を運転することをアポロンに懇願するパエトン』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年06月14日(火)12時03分 | 編集 |
記事のタグ: ルーヴル美術館
2011年6月14日(火)


目次
1. 太陽神の息子
2. 原題


今回取り上げる作品は、ベンジャミン・ウエスト作『太陽の馬車を運転することをアポロンに懇願するパエトン』です。

2011年6月14日ベンジャミン・ウエスト『太陽の馬車を運転することをアポロンに懇願するパエトン』407

1. 太陽神の息子


パエトンとは、太陽神ヘリオスとクリュメネとの間に出来た息子です。
系譜を示します。

ウラノス→クロノス→ゼウス→ヘリオス→パエトン


クリュメネは、海神オケアノスの娘です。

アポロンは元々は音楽の神ですが、後に太陽神ヘリオスと同一視されるようになりました。
従って、パエトンもアポロンの息子ということになりました。

系譜を示します。

ウラノス→クロノス→ゼウス→アポロン→パエトン


さて、少年パエトンは、自分の父親が太陽神ヘリオスであることを誇りに感じていました。

ある日、友人のエパポスに自分の出自を自慢していたところ、ヘリオスの息子である証を示せと言われてしまいます。

エパポスはゼウスとイオとの間に出来た息子で、後のエジプト王です。

パエトンはエパポスに対して証拠を示すために、父ヘリオスの元へと赴きました。
そして、父の持ち物である太陽の馬車を借りたいと申し出ました。

アメリカの画家ベンジャミン・ウエスト(1738-1820)が描いているのは、少年パエトンが父ヘリオスに懇願している場面です。

向かって左端にいる、赤いマントつけた男神がヘリオスです。
ヘリオスの向かって右にいる少年が、息子のパエトンです。

画面中央から向かって右にかけて、ヘリオスの従者たちが、雲の上で馬の出発準備をしている場面が描かれています。

この馬たちを制御して運転することは、ヘリオスにしか出来ません。
父ヘリオスは、息子パエトンには馬車を扱う技術が備わっていないことを知っています。

そこで最初は、ヘリオスは馬車の貸し出しを渋りました。

しかし息子から懇願されて、ついにヘリオスは折れてしまいました。
ヘリオスは息子可愛さに、子供の無謀な申し出を受け入れてしまったのです。

この時点で、パエトンの運命は決まったと言えます。


2. 原題


ベンジャミン・ウエスト(Benjamin West)が描いた『太陽の馬車を運転することをアポロンに懇願するパエトン』は、フランス語ではPhaéton sollicitant auprès d'Apollon la conduite du char du Soleilと言います。

sollociter Zは、Zを願い出る、という意味です。
le charは、2輪馬車を指します。

この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。





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