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ヘンドリック・ホルツィウス『ロトと娘たち』
記事URL  カテゴリ | 旧約聖書絵画 | 2012年06月11日(月)11時28分 | 編集 |
2012年6月11日(月)


目次
1. 父の男根を望む娘たち
2. 原題


今回取り上げる作品はヘンドリック・ホルツィウス作『ロトと娘たち』です。

2012年6月11日ヘンドリック・ホルツィウス『ロトと娘たち』228

1. 父の男根を望む娘たち


難を逃れたロトと2人の娘は死海東方の山麓にある洞窟へと辿り着きました。
この洞窟周辺は人っ子一人いない環境でした。

娘2人はこの環境を見て次のように考えました。

「このままだと子孫を残すこと無く3人とも死に絶える。その事態は何としても避けなければならない。」


まあ、娘たちが考える通りですよね。
確かにそうなんですが、娘たちはここで神をも恐れぬ方策を思いつきました。

「実の父を酒で酔わせて前後不覚にし、性行為をして子供を作ろう!」

そして2人の娘は思っただけではなく、実行に及んだわけです。

娘たちはロトに酒を飲ませ酔わせて良い気分にさせます。
その後で計画通り父の男根を求めたわけです。

ヘンドリック・ホルツィウス(1558-1617)の作品では美貌の娘2人を侍らせて、ほろ酔い気分になっているロトの姿が描かれています。

向かって右側の女性はさりげなく左肘を父の股間に押し当てて勃起を促しています。

ロトはこの時点で相当な高齢でした。
性欲を確実にペニスの勃起に結びつけるのには時間がかかったのかも知れません。

しかし、この美貌の娘たちに思わせぶりな眼差しで迫られたことで、父としての威厳も理性も吹っ飛んでしまったのでしょうね。

ロトの下半身はもう制御できない状態になっています。

ただ、ロト一家はそもそも神の啓示により男色、獣姦の街を逃れて来たわけです。
その行き着く先が父と娘のセックスだったとは、なかなか理解しづらい展開ですよね。


2. 原題


ヘンドリック・ホルツィウス(Hendrik Goltzius)が制作した『ロトと娘たち』は英語ではLot and his daughtersと言います。

この作品はオランダのアムステルダム国立美術館(The Rijksmuseum Amsterdam)で見ることが出来ます。





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