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ヨアヒム・パティニール『ステュクス川の通行』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年06月04日(土)12時19分 | 編集 |
2011年6月4日(土)


目次
1. 冥界への渡し守
2. 原題


今回取り上げる作品は、ヨアヒム・パティニール作『ステュクス川の通行』です。

2011年6月4日ヨアヒム・パティニール『ステュクス川の通行』207

1. 冥界への渡し守


フランドルの画家ヨアヒム・パティニール(1480頃-1524)が描いているのは、冥府の大河ステュクスを渡って行く、渡し守カロンの姿です。

人間は肉体が滅んだ後、その魂が黄泉の国へ行くことになります。
黄泉の国では、冥府の王ハデスとその妻ペルセポネが待っています。

冥界へ行くには、ステュクスと呼ばれる川を渡る必要があります。
ギリシア人にとってのステュクス川は、日本人にとっての三途の川に相当すると言って良いでしょう。

渡し守カロンは、霊魂を乗せた船を漕いでステュクス川を渡り、冥界へと送り届ける仕事をしているのです。

もちろん、業務である以上、カロンの仕事は有料です。
船賃は、銅貨一枚分です。

ギリシアでは、死者の口の中にカロンが受け取る銅貨一枚を入れる風習があるそうです。

画面中央で、船を漕いでいるのがカロンです。

カロンの膝の間に小さく描かれているのは、死者の魂です。
カロンは、この魂を冥界へと連れて行く最中です。

向かって左は天国、向かって右は地獄です。
向かって右の後景では、業火に焼かれている魂の光景が描かれています。

向かって右の中景に描かれているのは、冥府の入り口です。
入り口に見える動物は、ケルベロスです。

ケルベロスは三つの頭を持つ、冥界の番犬です。


2. 原題


ヨアヒム・パティニール(Joachim Patinir)が描いた『ステュクス川の通行』は、スペイン語ではEl paso de la laguna Estigiaと言います。

El pasoが通行、la laguna Estigiaがステュクス川です。
la lagunaの原義は、小さな湖、ですが、ここでは成句となっています。

この作品は、プラド美術館(Museo Nacional del Prado)で見ることが出来ます。





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