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ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー『ヘスペリデスの園で争いの林檎を選ぶ不和の女神』
2011年12月1日(木)


目次
1. 不和と争いの女神エリス
2. 原題


今回取り上げる作品は、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー作『ヘスペリデスの園で争いの林檎を選ぶ不和の女神』です。

2011年12月1日ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー『ヘスペリデスの園で争いの林檎を選ぶ不和の女神』235

1. 不和と争いの女神エリス


ペレウスとテティスの婚宴には、一人の女神を除いて全ての神々が招待されました。
招待されなかった女神とは、エリスです。

なぜエリスだけが招待されなかったのかというと、この女神は不和と争いを司る女神だからです。
天上界でも人間界でも、ことあるごとに諍(いさか)いを引き起こす者は遠ざけられていきますよね。

エリスは、神々の中で自分だけ除け者にされたことを知りました。
そして、ペレウスとテティスの結婚式を台無しにしてやる手立てを考えます。

エリスは、世界の西の果てにあるヘスペリデスの園へとやって来ました。
ここには、黄金の林檎がなっています。

元々、この黄金の林檎はヘラがゼウスと結婚する際に、祝いの品としてガイアがヘラに対して贈ったものでした。

ヘラと結婚したゼウスは、この黄金の林檎を自分の愛人たちにばらまいていました。

ヘラはゼウスのこうした行為を防ぐために、世界の西の果てにあるヘスペリデスの園へ林檎の木を移し変えたのです。

それ以来、黄金の林檎がなる木は、ヘスペリデスが世話をし、竜ラドンが番をしていたのです。

女神エリスは、この黄金の林檎を使って、他の女神たちの間に不和を引き起こそうと思いついたわけです。

イギリスの画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は、エリスがヘスペリデスの園で黄金の林檎を手にしている場面を描きました。

前景中央で、背中を曲げて立っている女神がエリスです。
向かって右にいる女性たちは、林檎の世話をしているヘスペリデスです。

エリスが手にしたこの林檎がトロイ戦争の勃発を招き、引いてはローマ建国にまで至る一因となるのです。


2. 原題


ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー作『ヘスペリデスの園で争いの林檎を選ぶ不和の女神』は、英語ではThe Goddess of Discord Choosing the Apple of Contention in the Garden of the Hesperidesと言います。

この作品は、ロンドンにあるテート・ブリテン(Tate Britain)で見ることが出来ます。





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