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テオドール・シャセリオ『ネレイスによって岩壁に鎖で縛られるアンドロメダ』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年06月21日(火)11時07分 | 編集 |
2011年6月21日(火)


目次
1. カシオペアの娘
2. 緊縛されるアンドロメダ
3. 原題


今回取り上げる作品は、テオドール・シャセリオ作『ネレイスによって岩に鎖で縛られるアンドロメダ』です。

2011年6月21日テオドール・シャセリオ『ネレイスによって岩壁に鎖で縛られるアンドロメダ』419

1. カシオペアの娘


アンドロメダは、エチオピアの王女です。

ギリシア神話におけるエチオピアは、現在アフリカ大陸にあるエチオピアとは異なり、世界の東の彼方にある国を指しています。

エチオピア王は、ケフェウスと言います。
王妃はカシオペアといい、美貌の持ち主でした。

カシオペアはその美しさを鼻にかけ、ネレイスよりも美しいと日頃、自慢していました。
ネレイスとは、海に棲む女神のことです。

アキレウスを生んだテティスも、ネレイスの中の1人です。

ネレイスは、外見が美しいことで知られていました。

そのネレイスを侮辱するような発言をしているカシオペアは、ネレイスたちの反感を買ってしまいます。

ネレイスたちはカシオペアを懲らしめるために、海神ポセイドンに訴えることにしました。
ポセイドンはネレイスたちの訴えを聞き入れ、海の怪物ケートスをエチオピアに送り込みます。

ケートスによって国土を荒らされたエチオピアは、許してもらうために生贄を差し出さなければならなくなりました。


2. 緊縛されるアンドロメダ


ケートスへの生贄として選ばれたのが、王女アンドロメダです。
アンドロメダは波が打ち寄せる岩壁に連れて行かれ、ネレイスたちによって鎖で繋がれてしまいます。

テオドール・シャセリオ(1819-1856)が描くアンドロメダは、全裸にされて絶望の表情を浮かべています。

これから、この若く美しい肉体が、ケートスの餌食になるわけです。

画面向かって左下には、海の怪物ケートスが描かれていますね。

向かって右端に描かれているネレイスたちは、自分と同等以上に美しいアンドロメダに対して、冷たい視線を投げかけています。

自分たちの美しさを脅かす存在は、死ねばいい・・・。

見目麗しい者は、それだけで周囲の反感を買うのです。

美しく生まれることが出来なかった者たちの、美男美女に対する嫉妬心は日常的にくすぶり続け、機会があると一斉に爆発するのです。

ネレイスによって緊縛されたアンドロメダは、絶体絶命の危機に立たされます。
ここでアンドロメダを救うのがペルセウスなのですが、それは次回に続きます。


3. 原題


テオドール・シャセリオ(Théodore Chassériau)が制作した『ネレイスによって岩壁に鎖で縛られるアンドロメダ』は、フランス語ではAndromède attachée au rocher par les Néréidesと言います。

attacher Zは、Zを縛る、という意味です。
ここでは、過去分詞が使われて受動態になっていますね。

le rocherは、切り立った岩、という意味です。

この作品は、ルーヴル美術館(Musée du Louvre)で見ることが出来ます。





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