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アントニオ・デル・ポッライオーロ『ヘラクレスとアンタイオス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2011年09月02日(金)13時28分 | 編集 |
記事のタグ: ウフィッツィ美術館
2011年9月2日(金)


目次
1. リビアの巨神
2. 強さの秘密
3. 原題


今回取り上げる作品は、アントニオ・デル・ポッライオーロ作『ヘラクレスとアンタイオス』です。

2011年9月2日アントニオ・デル・ポッライオーロ『ヘラクレスとアンタイオス』562

1. リビアの巨神


ヘラクレスはラドンを倒し黄金の林檎を手に入れて、ヘスペリデスの園を後にしました。
その後、ヘラクレスはミケーネ王エウリュステウスの元へ戻る途中でリビアへ立ち寄りました。

リビアは現在の北アフリカに位置する同名の国リビアに同定されています。
リビアには好戦的な巨神アンタイオスが住んでいました。

アンタイオスは屈強な肉体の持ち主で、腕力自慢の旅人に戦いを挑んで殺害し金品を奪うという狼藉を働いていました。

黄金のリンゴを持っているヘラクレスの頑丈な肉体もこのアンタイオスの目に止まり、戦いを挑まれてしまいます。

やむを得ず挑戦を受けたヘラクレスは、得意の棍棒でアンタイオスを殴りつけます。

殴られたアンタイオスは一旦は大地に倒れ込むのですが再び立ち上がり、どれだけ殴られてもその都度復活します。

さらに、アンタイオスは立ち上がるたびに以前にも増して強くなっていくのです。


2. 強さの秘密


ヘラクレスはアンタイオスの強さの秘訣が何かを考えました。
そして一つの答えに到達したのです。

アンタイオスの力の源は足が大地に接していることでした。

このことを見抜いたヘラクレスは、アンタイオスを締め上げて両足を大地から離すという戦法に出ました。

イタリアの画家アントニオ・デル・ポッライオーロ(1429頃-1498)が描いているのは、ヘラクレスがアンタイオスを持ち上げている場面です。

向かって左のアンタイオスは地面に足をつけようと必死の抵抗を見せています。

左手でヘラクレスの頭を抑えつけて何とかこの体勢から逃れようとしていますが、ヘラクレスの怪力の前には為す術がありません。

怪力だけでなく知力をも備えたヘラクレスはこの戦いに見事勝利しました。

この後ヘラクレスは黄金の林檎をエウリュステウスの元へと届け、11番目の功業も成功させたのです。

いよいよあと一つです。


3. 原題


アントニオ・デル・ポッライオーロ(Antonio del Pollaiolo)が描いた『ヘラクレスとアンタイオス』は、イタリア語ではErcole e Anteoと言います。

この作品はウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi)で見ることが出来ます。





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