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アダム・エルスハイマー『アポロンとコロニス』
2011年5月6日(金)


目次
1. ラピテス族の王女コロニス
2. コロニスの浮気
3. 白いカラス
4. 原題


今回取り上げる作品は、アダム・エルスハイマー作『アポロンとコロニス』です。

2011年5月6日アダム・エルスハイマー『アポロンとコロニス』241

1. ラピテス族の王女コロニス


コロニスは、ラピテス族の王プレギュアスの娘です。
ラピテス族は、オリンポス山のあるテッサリア地方を地盤とする民族です。

ラピテス族で有名な人物は、イクシオンやペイリトオスです。

愛らしい王女コロニスは、アポロンの目に止まります。
二人は合意の上で、性交しました。

ドイツの画家アダム・エルスハイマー(1578-1610)は、コロニスとアポロンが性交した後の様子を描きました。

画面中央で服を着て、右手を地面に向けているのがアポロンです。
向かって左で、全裸で横たわりアポロンを見つめているのがコロニスです。

コロニスのお腹には、アポロンの子どもが宿っています。
生まれて来る子の名前は、アスクレピオスと言います。


2. コロニスの浮気


しばらくして、ラピテスの宮廷にアルカディアの王子イスキュスが訪れます。
イスキュスは、コロニスを一目見て気に入りました。

イスキュスはコロニスに対して、心に決めた相手がいるかどうかを尋ねました。

コロニスは既にアポロンと性交していて、処女ではありません。
コロニスは、その事実をイスキュスに告げるべきでした。

ところが、コロニスは過去の事実を隠し、処女であると偽って、イスキュスとの性交に及んだのです。


3. 白いカラス


アポロンは一羽のカラスを、コロニスとの連絡係として使っていました。
当初このカラスの羽は、黒ではなく白でした。

カラスはアポロンに、コロニスがイスキュスと性交した事実をありのままに告げました。
報告を受けて衝撃を受けているアポロンに対し、カラスは面白がってコロニスの悪口を言い立てます。

カラスは、コロニスとイスキュスとの性交の様子を事細かに描写して、アポロンの心を苛立たせます。

挙句の果てには、コロニスにとって性交する相手の男は、誰でも良かったのだ、という発言をしてしまいます。

アポロンは、この発言を聞き捨てならないものと判断しました。
そして罰として、カラスの白い羽を漆黒に変えてしまいました。

カラスの体が黒くなったのは、この時以来と言われています。


4. 原題


アダム・エルスハイマー(Adam Elsheimer)が描いた『アポロンとコロニス』は、英語ではApollo and Coronisと言います。

この作品は、イングランドのリヴァプールにあるウォーカー・アート・ギャラリー(Walker Art Gallery)で見ることが出来ます。





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