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井上真央主演ドラマ『花いくさ~京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子~』を見た感想
記事URL  カテゴリ | 日本ドラマ | 2013年01月19日(土)12時37分 | 編集 |
2013年1月19日(土)


目次
1. 事実を元にしたフィクション
2. 名取裕子
3. 戸田菜穂
4. 葉月里緒菜
5. 勝新太郎との不倫は事実


1. 事実を元にしたフィクション


1月14日(月)にBSフジで、井上真央主演のドラマ『花いくさ~京都祇園伝説の芸妓・岩崎峰子~』をやっていました。

元々このドラマは2007年11月23日にフジテレビで放送されたもので、祇園の芸妓(げいぎ)だった岩崎峰子が2001年に著した自伝『芸妓峰子の花いくさ』を原作としてドラマ用に潤色されたフィクションです。

主演を務める井上真央(1987-)は撮影時20歳ぐらいですが、可愛い容貌であるが故にそのことが幼さに繋がる弱点となり、祇園芸子の激烈な世界を熱く演じ切れるのかと心配して見始めましたが、その点は全くの杞憂でした。

20歳であれだけの迫力ある演技が出来るのであれば、将来井上は共演した名取裕子並みの名女優に成長する可能性があると思います。

井上の周囲を固める出演者たちは、祇園の置屋(おきや)で芸を磨き身についた所作を男たちの前で披露することで生き抜く女性たちを演じるに相応しい女優たちが選ばれていました。

置屋とは芸者を抱えている家を指します。


2. 名取裕子


峰子の母親代わり・梅千代を演じるのは名取裕子です。

梅千代は人の良い気の弱い性格で、他人に対して言いたいことも言えない側面がありますが、後に一線級の芸子となった峰子が増長した時には「母親」として峰子を叱責し、高慢なものの言い方をする峰子を正しい道へと引き戻す役割を果たします。

梅千代は登場場面のほとんどで涙を流していたように思いますので、今回のドラマでは名取はさめざめと泣く演技を求められ上手くこなしていました。


3. 戸田菜穂


峰子の入った置屋で花形芸子だった紗江子を演じるのは、戸田菜穂です。

紗江子は売上第一位であることを鼻にかけ、好き放題のことをしている芸子です。

戸田は、本来2枚目路線の女優ですが、本ドラマではややあばずれ的な芸子を演じ、峰子に対して陰湿な虐めを繰り返す大人げない先輩という役どころです。

悪態をつく紗江子に対して見かねた峰子が正論を述べて止めさせようとした際、峰子を見据えた紗江子がドスの利いた声で「あんた、何様のつもりや?」と言い放つ場面は、このドラマの中でも最大級の見せ場と言えるでしょう。


4. 葉月里緒菜


峰子とは所属する置屋が異なるものの、業界の先輩として峰子を見守る優しい芸妓・あや子を演じるのは葉月里緒奈です。

紗江子らに徹底的に苛め抜かれる峰子をかばい芸子としての心構えを教えるあや子は、峰子の心の支えでもあったのですが、あや子には後に恋愛に起因する悲劇が待ち受けます。


5. 勝新太郎との不倫は事実


仲村トオルが扮した俳優・高宮誠一郎は勝新太郎がモデルで、峰子と勝との間には実際に不倫関係があったようです。

井上真央を始めとした女優陣の演技力が堪能できる、素晴らしい作品に仕上がっています。


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