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ラファエロ・サンティ『牧場の聖母』
記事URL  カテゴリ | その他絵画 | 2010年11月26日(金)15時27分 | 編集 |
記事のタグ: 美術史美術館
2010年11月26日(金)


目次
1. 画風の完成
2. 原題


今回取り上げる作品は、ラファエロ・サンティ作『牧場の聖母』です。

2010年11月26日ラファエロ・サンティ『牧場の聖母』1 424

1. 画風の完成


レオナルド(1452-1519)から多くのことを学んだラファエロ(1483-1520)は、画風の中に優美な曲線や正確な人体描写を取り入れることになります。

かつてウルビーノにいた時に描いた『ディオタッレーヴィの聖母』から大きく進化した聖母子像が、『牧場の聖母』です。

2010年11月26日ラファエロ・サンティ『牧場の聖母』2 470

この『牧場の聖母』は、1506年に制作されたとされています。

ラファエロがフィレンツェに来てレオナルドの工房で学び始めてから僅か数年しか経っていませんが、もうこの水準まで画法を高めることに成功しています。

天才とは、吸収力の高さを言うのでしょうね。

ラファエロのようにレオナルドの超絶技巧をたった数年で会得して、さらに自らの画風を確立してこそ真の天才と言えるのだと思います。

この作品のマリアは、肩から首そして頭という一連の人体表現が正確になされています。

解剖学の研究にも余念がなかったレオナルドから、人体を描く上での比率という考え方を学んだことが窺(うかが)えます。

画面向かって右側に描かれているイエスの人体構成も、不自然なところは見受けられません。
そして、もう1つの特徴はマリアの顔が美人になっていることです。

神を産んだマリアは「美女」でなければならないという意識が、このラファエロの美人画を通してキリスト教徒たちの間に浸透していったのだろうと思います。


2. 原題


『牧場の聖母』は、イタリア語ではMadonna del Pratoと言います。
il pratoは、牧場、という意味です。

ドイツ語では、Madonna im Grünenと言います。
das Grüneの語義は、緑豊かな自然、です。

この作品は、ウィーンにある美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)の所蔵となっています。

なお、この作品は『ベルヴェデーレの聖母(原題:Madonna del Belvedere)』と呼ばれる場合もあります。




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