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ピントゥリッキオ『ペネロペと求婚者たち』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2012年03月20日(火)13時30分 | 編集 |
2012年3月20日(火)


目次
1. エウリュトスの弓
2. オデュッセウスの帰還
3. 原題


今回取り上げる作品は、ピントゥリッキオ作『ペネロペと求婚者たち』です。

2012年3月20日ピントゥリッキオ『ペネロペと求婚者たち』272

1. エウリュトスの弓


イタリアの画家ピントゥリッキオ(1454-1513)が描いているのは、オデュッセウスの妻ペネロペが、機織りをしている場面です。

向かって左で、青い服を着ているのがペネロペです。
ペネロペは、侍女と共に、義父の死装束を作製しているところです。

ペネロペの頭上の壁には、弓と矢筒が描かれています。

この弓は、元々はアポロンの物でした。

それをオイカリアの王エウリュトスが譲り受け、エウリュトスの息子のイピトスが所有するに至ります。

イピトスとオデュッセウスが出会った際に、二人は所持品を交換しました。

イピトスは、オデュッセウスに弓を渡しました。
オデュッセウスは、イピトスに刀と槍を渡しました。

こうしてエウリュトスの弓は、イタキ島の王オデュッセウスの物となったのです。

この弓の所有者の、系譜を示します。

アポロン→エウリュトス→イピトス→オデュッセウス


なお、本題からは逸れますが、このオイカリアの王子イピトスは、狂気を催したヘラクレスによって殺されることになります。


2. オデュッセウスの帰還


オデュッセウスはトロイ戦争に出かける際に、この弓を館に残していきました。

弓には、弦が張られていません。
弦を張るには相当な腕力が必要で、常人には不可能です。

画面前景の、向かって右にいる3人は、ペネロペに結婚を迫っている男たちです。
後景で、入り口から中に入ろうとしている男は、物乞いに変装したオデュッセウスですね。

オデュッセウスは、ようやく、イタキ島へ帰還したのです。

この後、オデュッセウスは、このエウリュトスの弓を使うことによって、自分が王であることを周囲に認めさせることになるのです。


3. 原題


ピントゥリッキオ(Pinturicchio)が描いた『ペネロペと求婚者たち』は、英語ではPenelope with the Suitorsと言います。

この作品は、ロンドンのナショナル・ギャラリー(The National Gallery, Trafalgar Square, London)で見ることが出来ます。





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