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ウィリアム・アドルフ・ブグロー『自責の念にかられるオレステス』
記事URL  カテゴリ | ギリシア神話絵画 | 2012年02月27日(月)12時09分 | 編集 |
2012年2月27日(月)


目次
1. 復讐の女神エリニュス
2. 原題


今回取り上げる作品は、ウィリアム・アドルフ・ブグロー作『自責の念にかられるオレステス』です。

2012年2月27日ウィリアム・アドルフ・ブグロー『自責の念にかられるオレステス』323

1. 復讐の女神エリニュス


成長したオレステスは、ついに母クリュタイムネストラとアイギストスを殺害することに成功します。
しかし、復讐の女神エリニュスは、いかなる理由があろうとも親殺しを認めません。

エリニュスとは、アレクト、ティシポネ、メガイラの三女神を指します。

母を殺したオレステスは、エリニュスによって罪の意識を植え付けられていくのです。

フランスの画家ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905)は、エリニュスに詰め寄られて、母殺しを後悔しているオレステスの姿を描きました。

画面中央で、両耳を塞いでいるのがオレステスです。
オレステスは、エリニュスの三女神から毎日のように、母殺しを咎められています。

エリニュスは、髪の毛から蛇が姿を見せていますね。
向かって左で、胸を刺されて仰け反っているのが、クリュタイムネストラです。

こうして、トロイ戦争は勝者であるミケナイ王家にも、取り返しのつかない悲劇をもたらしたのです。


2. 原題


ウィリアム・アドルフ・ブグロー(William Adolphe Bouguereau)が描いた『自責の念にかられるオレステス』は、英語ではThe Remorse of Orestesと言います。

この作品は、アメリカのヴァージニア州ノーフォーク(Norfolk)にあるクライスラー美術館(Chrysler Museum of Art)で見ることが出来ます。





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